畠山畠山

皆様からお寄せいただいた、「還暦祝いサプライズ体験談」をご紹介しています

一番家族全員で集まりたかったのは母だった

母の還暦の時に家族全員でサプライズをしました。
母はいつも家族優先の人で
「私の還暦のお祝いなんていいわよ。あなた達のお祝いをしようという気持ちだけで十分」
と言っていました。

実際に家族全員でお祝いをしたいという気持ちはあっても、私は結婚して県外に住んでいるし2人の姉も結婚して県外に。
しかも姉達は仕事もしている身なので、なかなか自由な時間が取れずにお互い実家に帰省できるのは1年に1回あるかないかの状態でした。
そんな状態だったので、家族全員でのお祝いはムリかなと思っていました。

しかし姉が
「せっかくの母のお祝いなんだから、みんな少しずつムリをしてでも家族全員で集まろう。それが母への一番のプレゼントだよ!」
と強く言ってくれ、私も家族全員でお祝いすることに意義があるんだと思うようになってきました。

そしてサプライズの計画が始まったのです。
母には、「申し訳ないけどみんな忙しくて全員でのお祝いはムリ。私達家族だけ帰って来るからお祝いをしよう」と嘘の話をしておきました。
そして母と父の都合のいい日を決めてもらい、お祝いの日は決定!
それを2人の姉妹に連絡し、その日に帰って来てもらうことにしました。
もちろん母と父にはナイショで。

私はいろいろとインターネットで検索して実家近くで個室を借りれる和食屋さんを予約。
当日は、私達家族と母、父で和食屋さんに向かいました。

そこには姉達がすでに到着済み。
ですが、もちろんそんなことは知らない母と父。

和食屋さんの個室のふすまを母が開けて姉達を見た時の驚きの表情は今でも忘れられません!
どうしてここにいるの!?ビックリ!
とその場にしゃがみ込んでしまいました。
そして溢れる涙。

サプライズでみんな集まっていたんだよというと、本当に嬉しそうな顔をしました。
家族全員でのお祝いなんていいわよと言いながら、一番家族全員で集まりたかったのは母だったんだなとその時に気づきました。

サプライズは大成功!
母は本当に感動してくれたみたいで、一生忘れないと言ってくれました。
ムリしてでも集まって本当に良かったと思いました。

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