畠山畠山

皆様からお寄せいただいた、「妻へのプレゼントアイデア」をご紹介しています

海を越えたサプライズパーティー企画

私は2年間イギリスに留学していました。
そのイギリスでのステイ先のご夫妻には大変かわいがって頂きました。
私の帰国時に、お子さんが4人いらっしゃるご夫妻が「あなたは私たちの5番目の子供よ」といって下さるほどでした。

日本に戻ってからも、頻繁に手紙や電話でのやりとりをしていました。

ある日、そのお宅の一番上のお子さんから電話がありました。
用件は「パパとママの結婚20周年祝いのサプライズパーティー」についてでした。
もちろん「私もお祝いをしたいよ」と答えたところ、お子さんから一つの提案がありました。

それはなんとご夫妻へのサプライズプレゼント=私の登場ということでした。

まさかの提案でしたが、聞いたとたんに私も是非ともそれを実現したくなりました。
それから私とお子さん達との”海を越えたサプライズパーティー企画”が始まりました。

まず一番重要だったのが私の休暇。
パーティーまで3ヶ月ほどしかなかったのですが、なんとか仕事の算段を付けてその時期に合わせた休暇を申請することができました。

私の航空運賃は4人のお子さんで出して下さることになったのがとてもありがたかったです。

そしていよいよイギリスへ。

待ち合わせ場所に来たお子さんのひとりが、私の顔がすっぽり隠れるほどに大きなバラの花束を用意していました。
それで顔を隠して玄関から入る、という演出のためです。

家についてドアを開ける瞬間が近づいてきたときには、私の方が驚くほどドキドキしてしまいました。

いよいよドアオープン!花束の陰から顔を出した瞬間の、イギリスのパパとママの驚きと喜びの混ざった顔は今でも忘れることができません。

二人から熱烈なハグとキスを受けて私も思わず涙がこぼれました
「こんなに嬉しいプレゼントはないよ」
と二人に言ってもらい、はるばる日本からの旅路の疲れも吹っ飛びました。

自分自身がサプライズのプレゼントになる経験なんて後にも先にもこれきりかな、と思いますが、本当に素晴らしい経験でした。

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