畠山畠山

皆様からお寄せいただいた、「両親へのサプライズアイデア」をご紹介しています

私の両親は子供から何かをもらうことに対して気を使ってしまうタイプなので、大げさなサプライズではないのですが、小さな幸せを家族で感じられる時間を作るためのプレゼントを贈りました。

生まれ年のワインを飲みながら語り合う家族の時間

まずは、両親の生まれ年ワインにプラスして自分の生まれ年ワインも両親に渡し、

「俺が言うのも変だけど生まれてきてくれてありがとう。そして、産んでくれて本当にありがとう。」と感謝のこと思いを伝え、

過去にたくさん撮りためた、私が子供の頃の8ミリビデオテープが見られるビデオデッキをプレゼントしました。

最近はHDDやDVDのデッキばかりで8ミリビデオがなかなか見られないので、生まれ年ワインを飲みながら、両親と3人で私が生まれたばかりの頃の映像から、私の成長していくさまを一緒に見て、

「このときは、ああだった。」
「あのときは、こうだった。」

などと、私がまだ小さくて覚えていない頃のいろいろな思い出話や苦労話を話してくれました。

普段はわりと無口な父もワインの力がはたらいてか、そのときばかりはおしゃべりで、両親ともに上機嫌でした。

最近は仕事などで忙しく、ついないがしろにしてしまいがちな家族と一緒に過ごす時間は、両親にとっては何よりも嬉しいプレゼントだったようです。

プレゼントを贈る側の私も幸せな時間を過ごせましたし、家族とこんな風にしてワインを飲むのもなかなか乙なものだな、などと思いながら限りある共に過ごせる時間を大切にしたいという思いが強くなりました。

ちなみに一緒に見た8ミリビデオは結構傷んでいるものもあり、映像の乱れなどもちょくちょく見られたので、後日すべてDVDにコピーして渡しました。

母は「これでもう映像が褪せることなく残るねぇ。」と喜んでくれました。

両親が一番喜ぶプレゼントはモノよりも、感謝の言葉や想い、一緒に歩んできた長い時間を実感できる思い出を振り返るキッカケが何よりのプレゼントなのだと実感しました。

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