畠山畠山

皆様からお寄せいただいた、「還暦祝いサプライズ体験談」をご紹介しています

両親ともに泣き始め「おめでとう!おめでとう!」と何度も言ってくれました

両親がついに還暦を迎えました。
同い年同士で結婚をしたので、2人一緒に還暦になりました。

兄弟間でささやかだけれど還暦のお祝いをしようということになり、私がお祝いのプレゼントを探し、兄がお店の予約をする事になりました。
私も兄もお互いに家庭をもっているので、お互いの旦那と妻も参加の本当に身内だけのささやかなパーティーになりました。

お祝いのプレゼントは兄とも相談しながら決めて、結果「ペアの腕時計」にしました。
夫婦でお揃いの物にしようとは考えていたので、その物をどうするか?だけでしたが、普段身に着けて欲しいという気持ちもあって、さんざん悩んだ結果の腕時計でした。
シンプルなデザインで文字盤は少し大きめにしました。
もう両親共に老眼なので見やすさも考慮しました。

還暦の定番アイテムである赤いちゃんちゃんこと赤い帽子もインターネットで2人分購入し、いざ当日を迎えました。

予約をしたレストランは地元でも有名なレストランで、素晴らしい時間を家族でともにできました。

私は、この日あるサプライズをしようと思っていました。
それは兄弟にも誰にも言っていなかったものです。
実は私自身もある意味でサプライズだったのです。

それは「妊娠した。」という事を報告する事でした。

体の調子が思わしくなく、病院からは「子供は諦めた方が」と言われていて、両親に孫を見せてあげられずに申し訳ないと思っていた矢先の妊娠でした。

お祝いパーティー当日、コース料理が終わり、プレゼントを渡し、写真などを撮りながら和やかな雰囲気の時に報告しました。

報告した時、両親は一瞬理解が出来なかった様子できょとんとした顔で私を見つめました。
そして理解してくれたのか両親ともに泣き始め、「おめでとう!おめでとう!」と何度も言ってくれました。

本来ならば両親への感謝と長寿を祈ってのお祝いパーティーでしたが、私へのお祝いに変わってしまって申し訳なかったなと今となっては思ったりしますが、あのタイミングで報告できた事は何か意味があったのかも、と思っています。

生まれ年ワインを購入できるお店はこちら