「お肉には赤を、魚には白を、そして恋にはシャンパンを」
ー 映画 ティファニーで朝食を (1961年) -
一般的に、肉料理には赤ワインが、魚料理には白ワインが合うと言われています。
ただし、必ずしもこの組み合わせでないといけないというわけではありませんし、肉料理に合わない赤ワインや、魚料理に合わない白ワインもあります。
では、料理に合うワインはどう選べばよいのでしょうか?
そのコツは、「その料理にどんな味や香りを足すと、美味しくなるか」
肉には香辛料をかけると美味しくなるので、スパイス香のある赤ワインが合いそうです。
魚にはレモンなど酸味のあるものの方が合いますから、酸味の強い白ワインの方が合うでしょう。
よく「肉には赤、魚には白」なんて言われるのは、これが理由です。
ただし、料理法や味付けによって合うワインは変わることがあります。
例えばトンカツはどうでしょう。
肉料理ですが、さっぱりと塩で食べるなら、白ワインも合いそうです。
でもソースをかけて食べるなら、赤ワインの方が合うかもしれません。
肉には赤、魚には白なんて事にこだわらず、どんな料理に合うか、どんなワインに合うかをイメージして選ぶと、より食事とワインを楽しめると思いますよ。