
ヴィンテージワインを飲む時の注意点
長期保存したヴィンテージには、「澱(オリ)」と呼ばれる沈殿物ができている事があります。
これは、ワインの中のタンニンやポリフェノール、ミネラルといった余分な成分が長期熟成の中で結合した塊で、害はありませんが美味しいものでもありません。
なので、澱がグラスに入らないよう、理想は約1週間、少なくとも飲む1時間前までにはワインを「立てて」休ませておき、澱が沈むのを待ちましょう。
また、注ぐときもせっかく沈んだ澱が浮いてこないよう、そっと注ぐのが大切です。
ワイングラスを使う理由
ワイングラスは、ワインを楽しむために考えて作られています。
注ぐ音が響くように、色が見やすいように、香りを逃さないように、適温を保つように、ワインを五感で楽しむ事ができるように設計されたのが、あのワイングラスのデザインなのです。
ワインを飲む際は、必ずワイングラスをご用意下さい。
ワインを美味しく飲める温度
ワインには美味しく飲める「適温」があり、一般的に赤ワインは15℃前後、白ワインは10℃前後とされています。
白ワインのように酸味の強いものは冷たい方が飲みやすくなりますが、赤ワインの持つタンニンの渋味は冷たいと飲みにくく感じます。
また、冷やしすぎると香りが立ちにくくなるなど、温度によってワインは変化します。
季節や場所、食事などの状況に合わせて調整すると、より美味しく頂けます。
コルクにカビが生えている!?
ヴィンテージワインのキャップシールを剥がすと、瓶の口やコルクにカビが生えている事がありますが、
拭い取って頂ければ問題はありません。
最適な環境(温度:約15℃、湿度:約75%)で熟成を重ねたワインにはカビが生えやすくなりますが、コルクがきちんとしていれば、中までカビが入り込むことはまずありません。
ただし、コルクの下側(ワインと接する面)までカビが生えている場合はご注意を。
飲み残しワインの保存方法
ボトルを開けたけれど、飲みきれずに残ってしまった。
なんてことは無いですか?
開栓したからといってすぐに悪くなることはありません。
アルコールやタンニンなどが保存料の役割を果たすので意外ともちます。
ただし、あまり長くほっておくと、ワインが空気中の酸素と結合(酸化)することで風味などが損なわれる場合があります。
もし、ワインを飲み残してしまったら、
1.小瓶などに移し替える。(酸素と触れる面積を減らす)
2.栓をして、ボトルの中の空気を抜く
3.冷蔵庫の中で保管する(低い温度の方が変化しにくい)
など、酸化、変質に気をつけて保管すれば、3~5日はもちます。
ただ、できるだけ早く飲んだ方がよいのは間違いないでしょう。