生まれ年ワインの保存方法

記念の年の年号、西暦が入ったオンリーワンのビンテージワインをもらったら?

自分の名前や心がこもったメッセージ入りのオリジナルワインボトル。

パーティーなどでそのときに開けてみんなで乾杯!する場合もありますが、蓋をあけずに大切に飾っておきたい方もいらっしゃるでしょう。

ここまでの年月を重ねて熟成された特別なワイン。

さらに熟成させて次の記念日までとっておきたい、そんなふうに思われる方もいらっしゃるかもしれません。

ワインを扱ってきた私達がよく質問されることの一つに

「ワインって賞味期限はあるの?」
「どうやって保存したらいいの?」
ということがあります。

ヴィンテージワインを贈った人に、保存方法を聞かれることもあるかと思います。

ビンテージワインの保存方法として、ワインセラーがあれば理想ですが、ワイン好きの家庭でもないかぎり、ワインセラーがあるお家はそうそうありません。

そこで登場するのが「新聞紙」です。

新聞紙でワインボトルをピッチリすきまなく巻いて、押し入れやキッチンの棚の下など、自宅の中にある一番の冷暗所に保存していただきますと、そのまま普通に飾っておくよりもワインの劣化を少しでも防げます。

また、ボルドー系の赤ワインや甘口のデザートワインは、辛口白ワインやブルゴーニュ系の赤ワインに比べて丈夫なので、比較的保存しやすいです。

ワインの賞味期限・保存条件

10年、20年、50年、60年と長期保存されてきたヴィンテージワインには、明確な賞味期限というものはありません。
(保存状態が原因で、「味わい」的にとても飲めなくなった、という場合はあるかもしれません^^;)

ワインを保存する場合、温度は13度~17度くらいがベストです。

これより温度が高くなると劣化しやすくなり、また、温度が低すぎると熟成しにくくなります。

また、温度変化が激しいと、中の空気部分が膨張したり縮小したりして、コルクが出たり入ったり安定しません。

このほか、湿気や日が当たるか当たらないかも重要です。

温度が13度~17度で湿度70%前後で、日が当たらない場所が保存にもっとも適しているということになります。

しかし日本は春夏秋冬の四季がありますし、普通の家庭で年中、そのままで条件を満たしている家はそうそうありません。

プレゼントとしてのヴィンテージの価値

特別な記念年のヴィンテージのワインは、そのワイン自体の味わいや香りよりも、その年月を重ねて熟成されてきた1本であることに価値があり、贈る側ももらった側もそこに感動します。

その特別な1本に自分のネームやメッセージが刻まれているのです。

その心遣いと気持ちの形が何よりの味わい・・・保存状態にはこだわらず、ワインを飲まない!と決めて部屋に飾って眺めて楽しむのもまたいいものかもしれません。

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