皆様からお寄せいただいた、「ワインに関する感動ストーリー」をご紹介しています
私達家族は、現在カリフォルニアで暮らしています。
ある日、夫との会話で
「カリフォルニアに住んでいるのにもかかわらず、この近辺しか知らないじゃないか」
という話になりました。
ナパのワイナリーで試飲した、忘れられないスパークリングワイン
アメリカは本当に連休が少ないのですが、そんな貴重な連休に何の予定もなく家で過ごすのはもったいないということで、連休初日、夫の
「ナパ行こうか」
という一言で、車でナパに行くことになりました。
「ナパ」とは、カリフォルニア州にある都市で、カリフォルニアワインの一大生産地として知られ、有名ワイナリーや葡萄畑があります。
実は以前からナパに行きたいと思っていたのですが、住んでいる所からナパまで車で8時間くらいかかるので、腰が重かったのです。
あの辺りは物価が高いので金銭面でも渋っていました。
ですが、もう夫のこの一言に乗っかりました。
連休ではありましたが、何とか渋滞なしにフリーウェイを走らせることができましたし、子供たちもおとなしくしてくれていたので、助かりました。
そしてホテルに行く前に、ナパバレー(カリフォルニアワインカントリーを代表するワインの一大生産地)に行こうということになりました。
ナパバレーといってもいくつかの地域に分かれており、これは車でなければ行けないような距離感覚です。
そこにはたくさんのワイナリーが集まっており、どこで試飲をするのかすごく悩みましたが、雰囲気がよさそうな場所に入りました。
試飲できる数は大体4~6杯で、値段は25~40ドル前後と、さすがナパだけあって高めの設定です。
(試飲でもお金がかかります)
まず1杯目はスパークリングワインを飲みましたが、もうこの時点で感動です。
そもそも、はじめの一杯は特別なものですが、いつも以上においしさを感じ、夫と目を合わせて笑顔になってしまったほどでした。
その後3日間にわたってナパバレーを堪能し、どれもこれも美味しかったのですが、はじめのスパークリングワインにかなうものはなく、いまだに夫とその話をすることがあります。
もちろん、このスパークリングワインを気に入って買って帰って、特別な日に開けて飲みました。