畠山畠山

皆様からお寄せいただいた、「ワインに関する感動ストーリー」をご紹介しています

先日、前職の同期たちを招いて我が家でご飯を食べました。

手土産の特別なワイン

同期たちに会うのは半年ぶりでした。

今まで毎日仕事場で顔を合わせていた仲間を家に呼ぶというのは少し恥ずかしい気持ちと、楽しみな気持ちが入り混じっていました。

やってきた同期が、

「これみんなで飲もう」と、

手土産に持ってきてくれたのは白ワインでした。

普段ビールしか飲まない同期が、ワインを持ってきたことに少し驚きました。

各自持ち寄った料理などを食べながら宴が始まると、一緒に仕事をしていた時の思い出話や、現在の仕事状況など話題は尽きずとても楽しい時間でした。

乾杯のビールに飽きてきたころ、次は同期が持ってきたワインを飲もうということに。

ワインを持ってきた同期からあるクイズが出題されました。

「このワインには私たちと共通点があります、それはなんでしょう?」

唐突に出されたクイズ、答えはとっても簡単なものでした。

持ってきてくれたのは2012年産のワイン。

2012年は私たちが出会った年。

同期は私たちが出会った年のワインを買ってきてくれていたのです。

「同期での集まり」と言って集まったのですが、楽しみだった半面、仕事を離れていたのでどこか気まずさが出るかなという不安もありました。

同期の中で仕事を辞めてしまったのは私だけだったので少し寂しさもありました。

そんな時に持ってきてくれた2012年産のワイン、とても嬉しくて心に染みました。

「仕事は一緒にできないけど、ずっと変わらず同期だよ」

と言ってもらえたような気がしたのです。

この同期と出会えた仕事にとても感謝し、一緒に過ごした時間は宝物だと、あらためて感じました。

その日に飲んだ思い出の詰まったワインは、今まで飲んだどのワインよりも美味しかったです。

そして飲み終わったそのワインボトルは今も大事にとってあります。

ボトルは花瓶として使用し、コルクは玄関に飾っています。

いつまでも大切にしたい仲間との思い出。

これが私のワインの思い出です。

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